
magenta research MultiView XR2000 Series USER'S MANUAL
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不具合現象
・ シリアル通信(RS232C 通信)が正常に行なえない。
解決方法
送信器、受信器のそれぞれ接続された機器同士の通信パラメータ(ボーレート)が正確に設定されていますか?
XR2000 と RS232C 通信を行う機器との接続は正しいですか?送信器はストレートに接続し、受信器はクロスで接
続してください。
RS232C 通信対応モデルと、他の MultiView シリーズの CAT5 マトリクススイッチャーや、CAT5 分配器と接続して
使用する場合には、RS232C 通信は片方向の通信になります。XR2000 を片方向通信の設定に変更してください。
デイジーチェーン接続して使用する場合も同様です。
SA/SAP モデルでは、RS232C 信号の Tx、Rx、GND の信号のみが伝送されボーレートは 9600bps に固定されて
います。
不具合現象
・ 映像が緑がかって見える。
解決方法
MultiView シリーズの送信器(MV-XRTx)は、入力された映像信号を DC カップリング処理しています。ほとんどの
映像信号(PCなどのRGBHV信号)では、この処理で問題ありませんが、まれにACカップリングされた映像信号
が入力された場合に、伝送された映像が緑がかって見える場合があります。このよう現象発生した場合は、送信器
(MV-XRTx)に映像信号の DC 成分を再生する機能があるので MV-XRTx の取扱説明書を参照してその機能を有
効にしてください。これにより、映像が緑がかって見えることがなくなります。
不具合現象
・ デイジーチェーン接続時の注意
解決方法
受信器をデイジーチェーン接続して使用するとき、各受信器ごとの最大伝送距離の性能以上にデイジーチェーン
接続の距離を延ばすことはできません。AK600(受信器)の場合は、最大伝送距離が 180m なので、送信器からの
距離が 180mまでの間は AK600 を使用してデイジーチェーン接続できます。送信器から 180m を超える長さ以上
のデイジーチェーン接続には AK1200 または XR2000 を使用してください。XR2000 の最大伝送距離は 600m な
ので、送信器からのデイジーチェーン接続を 600m まで延ばすことができます。
SA モデル以外の受信器がデイジーチェーン接続できる受信器の数は 12 台までです。SA モデルの最大接続数
は 4 台までです。SAP モデルは一般的な CAT5 ケーブルを使用した場合は 12 台までの接続ができますが、スキ
ューフリーケーブルなどの特殊ケーブルを使用した場合は 8 台までとなります。
デイジーチェーン接続された受信器のうち、電源が OFF になっていたり、ツイストペアケーブルが外れたりしてい
る受信器がある場合は、その受信器のあとに接続されている受信器には信号が伝送されないため、映像表示や
RS232C 通信ができません。SAP モデル以外は RS232C 通信が片方向通信になります。
※デイジーチェーン接続した際の最大伝送距離は常に送信器から計算します。(受信器間同士ではありません)
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